アーキテクチャ・コンポーネント・ワークロードの違い
「部品の1つ1つ」なら、コンポーネント。
「部品どうしのつなぎ方」なら、アーキテクチャ。
「部品をまとめた、ビジネスの価値を生む仕事一式」なら、ワークロード。
見分け方
道場のITカタカナ特訓の1行はこれです。
部品がコンポーネント、部品のつなぎ方がアーキテクチャ、全部まとめた仕事一式がワークロード。
元は、AWS Well-Architected フレームワークの「定義」のページです。
日本語のページには、こう書いてあります。
コンポーネントとは、要件に合わせて提供されるコード、構成、および AWS リソースです。
(中略)
ワークロードは、ビジネス価値を実現する一連のコンポーネントを特定するために使用します。
(中略)
アーキテクチャは、ワークロード内でコンポーネントが連携する方法であると考えられます。
| コンポーネント | アーキテクチャ | ワークロード | |
|---|---|---|---|
| 元の英語 | component=部品・組み立ての中の1つ | architecture=建築・建物の設計 | workload=仕事の量・受け持つ仕事 |
| ひとことで | 部品 | 部品のつなぎ方 | 部品をまとめた仕事一式 |
| 決め手の言葉 | 部品、構成要素、1つが故障しても | 設計、構成、連携のしかた | システム一式、アプリケーションを実行、移行する対象 |
| たとえ | 自転車のタイヤ | 自転車の組み立て図 | 通学という用事一式 |
ひっかけ所は、ワークロードの英語のふだんの意味です。
英語の workload は「仕事の量」です。
Well-Architected フレームワークでは、「仕事の量・負荷」でなく、システム一式を指します。
AWS Well-Architected Tool の説明も同じです。
「リソースと、ビジネス価値をもたらすコード(…)の集まり」とあります。
もう1つ、まぎらわしい相手がインフラストラクチャです。
こちらは土台の設備(サーバー・ネットワーク・建物など)です。
試験とのつながりも書いておきます。
このフレームワークは、試験ガイドの分野1に出てきます。
タスクステートメント 1.2 の対象知識です。
一方、「クラウドアーキテクチャの設計」は試験の範囲外の仕事です。
設計の腕前より、言葉の意味を読み取れるかが先です。
練習問題を1問
Well-Architected の言い方で、「ビジネスの価値を生む、部品のひとまとまり(アプリ一式)」を指す語はどれ?
- インフラストラクチャ
- アーキテクチャ
- ワークロード
- コンポーネント
正解と解説を見る
正解: ワークロード(3つ目)
解説: 仕事一式がワークロード。「仕事の量・負荷」という意味ではない。
注意: この問題では、Well-Architected フレームワークでの意味を聞いています。
英語のふだんの意味(仕事の量)が間違いという話ではありません。
道場では、無料の20問を登録なしで解けます。
この3語の問題も、「ITカタカナ特訓」にあと2問あります。
無料の20問を始める