クラウドプラクティショナーのカタカナ用語20語
「用意して設定する」ならプロビジョニング、「置いて動かす」ならデプロイ。
部品ならコンポーネント、つなぎ方ならアーキテクチャ、仕事一式ならワークロード。
「決まりを作って守らせる」ならガバナンス、「守れている」ならコンプライアンス。
20語の意味
この20語は、道場のITカタカナ特訓(全92語)の無料の分です。
19語は、日本語の試験ガイドにそのまま出てきます(10月7日に数えました)。
出てこない1語はワークロードです。
こちらは AWS Well-Architected フレームワークの資料に出ます。
作る・置く
デプロイ(deploy=兵や物を持ち場に並べる・配置する)
- 意味: 作ったアプリを、動かす場所に置いて使える状態にすること
- たとえ: 作った料理を、お客さんのテーブルに出すこと。
- 試験ガイド: 「AWS クラウドでのデプロイと運用の方法を定義する。」(分野3)
プロビジョニング(provisioning=前もって備える・食料などの備え)
- 意味: サーバーや置き場を、すぐ使えるように用意して設定すること
- たとえ: 料理の前に、台所に鍋と材料をそろえておくこと。
- 試験ガイド: 「AWS クラウドでのプロビジョニングと運用のさまざまな方法」(分野3)
全体と部品
アーキテクチャ(architecture=建築・建物の設計)
- 意味: 部品どうしをどうつなぎ、どう動かすかという全体の組み立て方
- たとえ: 家の間取り図。部屋どうしのつながり方が分かる。
- 試験ガイド: 「クラウドアーキテクチャの設計」(受験者に求めない仕事の一覧に入っている)
コンポーネント(component=部品・組み立ての中の1つ)
- 意味: システムを作っている部品の1つ1つ(コードや設定、AWSの資源)
- たとえ: 自転車のタイヤやブレーキ。組み合わせて1台になる。
- 試験ガイド: 「AWS 責任共有モデルのコンポーネントの認識」(分野2)
- 注意: 試験ガイドの「責任共有モデルのコンポーネント」は、モデルを形づくる要素(AWSと利用者のどちらが何を受け持つかの部分)のことです。
ワークロード(workload=仕事の量・受け持つ仕事)
- 意味: 1つの役目を果たすために動かしている、アプリと資源のひとまとまり
- たとえ: 学校の「給食」という仕事一式。献立も調理室も配膳もまとめて言う。
- 試験ガイド: 本文には出てこない。Well-Architected フレームワークの「定義」に「ビジネス価値を実現する一連のコンポーネント」とある
インフラストラクチャ(infrastructure=下の構造・土台)
- 意味: システムを動かす土台(サーバー・ネットワーク・建物など)
- たとえ: 町の道路や水道。住む人がふだん意識しない土台。
- 試験ガイド: 「AWS グローバルインフラストラクチャ (AWS リージョン、アベイラビリティーゾーンなど)」(テクノロジーと概念)
リソース(resource=資源・手持ちの材料)
- 意味: AWSで作って使う物の1つ1つ(サーバー、置き場、DBなど)
- たとえ: 図書館で借りた本や席。借りている物の1つ1つ。
- 試験ガイド: 「お客様が AWS リソースを保護する方法の説明」(分野2)
- 注意: 試験ガイドは「AWS の技術リソース」(資料や相談先)の意味でも使う(分野4)
インスタンス(instance=例・1つの実例)
- 意味: 型から作って動かしている、仮想サーバー1台分
- たとえ: たい焼きの1個。型(AMI)から焼いた1つ1つ。
- 試験ガイド: 「さまざまな Amazon EC2 インスタンスタイプの適切な使用方法の認識」(分野3)
コンピューティング(computing / compute=計算すること)
- 意味: 計算の力。プログラムを動かすサーバーなどの処理の力
- たとえ: 台所の火力。料理(処理)を進める力そのもの。
- 試験ガイド: 「AWS のコンピューティングサービスを特定する。」(分野3)
コンソール(console=操作盤)
- 意味: ブラウザで開いて操作する、AWSの管理画面
- たとえ: 駅の指令室の操作盤。画面とボタンで全体を動かす。
- 試験ガイド: 「AWS マネジメントコンソール」(分野3)
量と速さ・運用
スケーリング(scaling=規模を変えること)
- 意味: 負荷の増減に合わせて、その都度、台数や性能を増やしたり減らしたりする動作
- たとえ: 混む時間だけ、駅の改札を開ける数を増やすこと。
- 試験ガイド: 「自動スケーリングにより提供される伸縮性の認識」(分野3)
モニタリング(monitoring=見張ること)
- 意味: 数値や記録を集めて、様子を見張り続けること
- たとえ: 駅の防犯カメラで、ホームの様子を見続けること。
- 試験ガイド: 「Amazon CloudWatch を使用したモニタリング」(分野2)
守り・決まり
ガバナンス(governance=治めること・管理すること)
- 意味: 組織が決まりを作り、守らせ、管理していくしくみ
- たとえ: 学校の校則と、それを見守る先生のしくみ。
- 試験ガイド: 「AWS のコンプライアンスとガバナンスのコンセプト」(分野2)
コンプライアンス(compliance=従うこと)
- 意味: 法律や業界の基準、社内の決まりを守っていること
- たとえ: 給食を、決められた衛生の基準どおりに作っていること。
- 試験ガイド: 「コンテンツ分野 2: セキュリティとコンプライアンス」
ポリシー(policy=方針・決まり)
- 意味: 誰に何を許すか・禁じるかを書いた決まりの文書
- たとえ: 図書館の利用規則。「館内で飲食しない」などを書いた紙。
- 試験ガイド: 「アクセスキー、パスワードポリシー、認証情報のストレージの理解」(分野2)
- 注意: 試験ガイドの「パスワードポリシー」は、パスワードの長さなどの決まり。誰に何を許すかを書くのは IAM ポリシーです。
アイデンティティ(identity=身元・その人であること)
- 意味: 「あなたは誰か」を表す身元。ログインする人やプログラムの名札
- たとえ: 学生証。誰なのかを示すもの。
- 試験ガイド: 「アイデンティティとアクセスの管理」(分野2)
買い方・置き方
オンプレミス(on-premises=建物・敷地の中で)
- 意味: 自社の建物の中に、自前の機械を置いて使う形
- たとえ: 学校の中に、自前の図書室を持つこと。
- 試験ガイド: 「デプロイモデルの特定 (クラウド、ハイブリッド、オンプレミスなど)」(分野3)
マネージド(managed=管理された)
- 意味: 準備や手入れ(更新・バックアップなど)をAWSがやってくれる形
- たとえ: 管理人さんがいるマンション。掃除や修理を任せられる。
- 試験ガイド: 「…AWS マネージドデータベースを使用すべきケースの判断」(分野3)
- 注意: どこまでAWSがやるかは、サービスごとに違います(バックアップに設定が要るサービスもあります)。
考え方の言葉
ユースケース(use case=使う場合)
- 意味: どんな場面で、何のために使うかの具体例
- たとえ: 「雨の日の登校に使う」のような、長靴の使いどころ。
- 試験ガイド: 「一般的なユースケース向けの AWS のサービスを特定する。」(はじめに)
ベストプラクティス(best practice=いちばん良いやり方)
- 意味: 多くの経験から、これが良いとされるやり方
- たとえ: 料理の先生がすすめる、失敗しにくい作り方。
- 試験ガイド: 「セキュリティのベストプラクティスを理解する。」(はじめに)
練習問題を1問
会社の決まりを作り、すべてのアカウントで守らせて管理したい。この「治めるしくみ」を表す語はどれ?
- コンプライアンス
- ガバナンス
- ポリシー
- モニタリング
正解と解説を見る
正解: ガバナンス(2つ目)
解説: 決まりを作って守らせるしくみがガバナンス。守れている状態はコンプライアンス、決まりを書いた文書はポリシー。
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